Qman's Diary

多趣味人間の備忘録

2025-12-22

スマホ5台持ちになったので、ストレートフラッシュをやる。または、こだわりのない人間のレビュワーごっこ

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その他

今年に入って、手元にスマホが3台増えた。

元々私はスマホを2台持っているため、通算5台持っていることになる。無論、どれもバリバリ現役だ(一台はゴーストタッチで死にかけだが)。

スマホが5台揃うと、できることも増える。私にはどうしてもやりたいことがあった。

ストレートフラッシュである。

『怪盗ジョーカー』1巻P86より引用

ストレートフラッシュがやりてえ~

ストレートフラッシュというのは、怪盗ジョーカーの使う技の一つで、トランプ5枚(ポーカーのストレートフラッシュの役になっている)を光らせて目眩ましに使うというものである。役名のストレートフラッシュと光るほうのフラッシュをかけ合わせたニクい命名だ。

何年も前、お前らがずっとポケモンばっかやってた頃、怪盗ジョーカーにドハマリしていた。ドハマリしすぎて、性癖の源流の一つになったりした(これはまあ怪盗クイーンのせいではある。めちゃくちゃかわいくない?エジプトの回かなにかでへそ出し衣装で拘束されてるところで明らかに”目覚めた”)。まあそれはどうでもいい。

早々に抽象化されてイデアと化した性癖と違い、トランプのカード5枚を揃えてめちゃくちゃに光らせて目眩ましにするという具象のアイデアは、ずっと脳の片隅をかれこれ10年以上に渡って支配し続けてきた。

「トランプを武器として使ってそう」という悪口があるらしいが、舐めないでほしい。本気だからマジックのためにBICYCLEのトランプを8セット買ったことがある。が、当然光らない。ちなみにマジックもできなかった。

これを代替できるのは、スマートフォン5台に他ならなかった。なにせ、形状が似ている。そして光る

もちろん、貧乏学生にはそんなもの用意できるはずがなかった。


金、解放

人は幼少期に与えられなかったものを大人になると求めるようになる。毒親の元で育ってインターネットを遮断されていた男子大学生が淫夢厨になる現象のことである。淫夢厨ならマシなもので、最悪中核派とかに取り込まれる。

私は特段なにかを制限された覚えはなかったが、金だけはどうしようもなかった。金は学生全てのボトルネック。スマホは親に買ってもらうものでしかなかった。

バイト経験もない私だったが、何の因果かITベンチャー企業に転がり込んでお金をもらっている。もちろん親元の実家で暮らしていて、家には気持ち程度にお金を納めている。

準備は整った。解放の時間だ。思い返せばいろいろあったが、自分なりに充実した学生生活を送ることができていたと思う。その場で欠落していた金というファクターを、これでもかというほど加熱させていく。

Oliveは使うたびにメールが来るので、それをGASで回収して集計しています

軛から放たれた人間に、貯蓄の2文字は存在せず、毎月何かしらの半導体が購入された。初月ではパソコンを買い親に借金し、その後アリエクの謎モニターが3台増え、ミニPCが1台増えた。8TBのハードディスク、数枚の512GB microSD、東プレのキーボード、デスクライト等々……その中に、スマホ3台も含まれるというわけである。普通に2025ベストバイをしたほうがいい気がしてきた。

そうして増えたスマートフォンたちによる、渾身のストレートフラッシュを目にしてほしい。

iPadの内カメで、足の親指でシャッターを押して撮った

ふむ。

何が面白いの?


何に使うの?

自分はガジェット系YouTuberとかTikTokerでもないし、AnTuTuのスコアを調査して云々するわけでもない、シンプルな趣味人でしかない。

ただ携帯電話を5つ所有して使っている人間がシンプルな趣味人を名乗るのは何らかの法に反している気がするため、レビューがてら紹介していく。

目次を見ればわかると思うがXiaomiシンパである。ちらっと言及したデスクライトもXiaomiのものである。

Xiaomi Redmi Note 9S

紫外線でケースがありえないくらい黄ばんでいるが、中身はわりと綺麗

ストレートフラッシュの向かって一番左のやつ。

2020年発売のスマホ。はっきり言ってもう古い。入手したのも2021年とかだと思う。親に買ってもらった最後の端末。

RAM 6GB / ストレージ 128GBのモデル。RAM 4GBモデルはストレージが64GBしかなかったのでこちらにしたが、正解だった。

かれこれ4年半ほど使っている。それ故あまりにも手に馴染みすぎていて、スマホを選ぶ基準が全部これになってしまって困っている。

スマホで重いゲームをやらない人間としてはこのスペックがありえないくらいハマっていて、ブラウジングから軽いソシャゲまで全部これでいける。

当然というかなんというか、OSのサポートはすでに切れており、はっきり言って使い続けるべきではない端末なのだが、そもそも怪しいアプリをダウンロードしないのと、アプリの更新自体は普通に降ってきているので、本当にダメになるまではできれば使い続けたい。

ちなみに、画面上に死ぬほどゴーストタッチが発生し、音量ボタンが押されっぱなしになって正常に起動しなくなるなどの動作が無限に起きている。もはや寿命と言っても過言ではないのだが、一方でバッテリーは全くヘタっていないし、ストレージも生きている。異常に発熱することもない。いつ爆発するかと戦々恐々としていなくもないが、今のところその予兆は一切ない。

スマホの買い替えではなく買い増やしになっているのはこいつが壊れないせい。

Google Pixel 6a

一回地面に落として画面を割った関係で、ケースに年季が入っているように見える

ストレートフラッシュの向かって一番右。

バイト経験がないと言ったが、実は1回だけコネでさせてもらったバイトがあり、その時に買った。

Xiaomi製品に慣れていると6万円くらいしたので高い。その割にスペックがだいたいRedmi Note 9Sと同じ感じで、おサイフケータイがつくだけでこんなに値段が上がるのかとビビリ散らかしていた。今考えれば多分Xiaomi製品が安すぎるだけだった。

この端末で初めておサイフケータイを知って、以降便利に使っている。PayPayやファミペイなどのアプリによる決済はもちろん、Vカードやヨドバシのゴールドポイントカードなどのアプリ系ポイントカードに加え、クレカのタッチ決済やiD決済、Suicaまで搭載し、しかもAimeカードにまでなる。昔ゲーセンに行く際はスマホとは別に100円玉用の財布とAimeカードを用意していた。それが今やスマホ1台で済むというのは驚異的だ。

まだRedmi Note 9Sが壊れ始めていないときに買ったのであんまりメイン感はない。おサイフケータイなどといい外で使う用の側面がデカい。あとはSIMカードがこっちに刺さっていたのでしばらくテザリングの母艦をやっていたが、諸々の機能を全て後述のRedmi 15 5Gに明け渡すことになりそうだ。

画面内の指紋認証精度にはちょっと文句がある。ガラスフィルムを貼ると、30%くらいの確率でしか認証してくれない。

Xiaomi Redmi 14C

レビュワーを志している場合、撮影環境にもう少しこだわったほうがいいと思います

ストレートフラッシュの向かって左から二番目。

Redmi Note 9Sに代わる端末が欲しくて探していた。ゲームを目的にしていないため、とにかく安さ優先で探していた。結果、4GB/128GBモデルを14,980円というありえない価格で購入。

しかし性能もそれなりという感じで、どうしても動作がモッサリしている感が出る。画面解像度も低い。値段相応と言うには安すぎるので申し訳なくなるのだが、満足できるかと言われるとちょっとうーんとなる。

Xiaomi機にありがちな挙動だが、ブラウザで複数タブを開くと裏のタブをバンバンメモリから消していくため、なにか入力中に別タブで調べ物をして戻ってくると全部消えているというようなことが結構ある。Note 9Sなど他の端末ではそこまで気になるほど発生しないが14Cではめちゃくちゃ起きる。そこは素直に使いづらい。

ただ、なんとこのご時世に有線イヤホンジャックを搭載している。用途を絞ればいろいろ化ける気はする。個人的にはPCが使えないときに横でYouTubeを流すのに最適だと思っている。バッテリーもそこそこデカいので。

Xiaomi POCO X7 Pro

中身は緑色のデバイス。黄色と黒のビビッドな色合いのやつもあったけどどうせケースつけるからいいかと思って……

ストレートフラッシュ中央の端末。

高い方の12GB/512GBモデルを買った。持ってるスマホの中で一番スペックが高い。その割に安いときは5万ちょっとで買える。eSIMもおサイフケータイもないという割り切ったもので、家用に買った。噂では風呂で使い倒しても問題ないらしいが流石に怖くてできない。

これもNote 9S後継候補だったが、microSDが刺さらないなどの事情でいまいちメイン端末にはなっていない。ストレージとバッテリーのデカさ、カメラの画質の良さ(4K60fpsで撮れる)から、ゲーセンでチュウニズムの手元を撮影する端末になっている。ちなみにカメラ性能で言えばPixel 6aのほうが良いらしい。

Xiaomi Redmi 15 5G

中身はマットないい感じの黒色だったが、公式がそれを覆い隠すケースを提供している

ストレートフラッシュの向かって右から二番目。

一番最近買ったやつ。そもそも発売されたのがついこの間。8GB/256GBというちょうど良さそうなスペックに加え、おサイフケータイ搭載、何より7000mAhとかいう聞いたことないバッテリーサイズに惹かれて買ってしまった。

microSDスロットも搭載していて、Note 9Sに求めていた役割とPixel 6aに求めていた役割をどちらもこなせそうなスペックをしている。すなわち、メインスマホとして家でも外でも使いながらテザリング母艦にもなるという役割だ。

使い始めすぎて感想は特に無い。強いて言うなら電源ボタンのクリック感が好き。

今後について

最近はNothingのCMF Phone 2 ProやPhone(3a)が気になっているので、せっかくメイン機を移行したところだが、メイン機はそちらに移る可能性もある。特にCMF Phone 2 ProはmicroSDが入るということで非常に気になっている。でもビジュはPhone(3a)のほうが好きなんだよなあ。

10万するスマホを1台持つより、5万くらいのスマホを何台も持つほうが満足感がある。それはそれとして10万するスマホも欲しいけど。

使い分けは?

正直していない。いかにも使い分けてそうなことを書いたが、実際のところそのときその場にある端末を選んでいる。強いて言えば古い壊れかけの端末を使い潰すためにNote 9Sをたくさん使っていて、その結果ずっとNote 9Sがメイン機になっている。できればNote 9Sを修理して使い続けたいのだが、流石にサポート終了済みの端末を直してまで使い続けるのはシンプルにお金の無駄過ぎる。

無論、使い分けもしないスマホを何台も買い増していくのが無駄ではないとは言い切れないのだが、ぶっちゃけ家に使ってないラズパイやPCやHDDやSSDやmicroSDやUSBメモリなどが積み重なっている人間なのでしょうがない。持っていることに意味がある。なんかいい波動が出てる。

そういうことにしておきたい。

さいごに

いかがでしたか?

こだわりのない人間がレビュワーをできるはずがないので、諦めてください。

それでは。

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